2018.01新年を迎え、過去よりは少ないが雪が時折圃場を覆うなか、春に定植を迎える為榊栽培に必要で当方に適した機械設備の検討を進める。早期に設定しなければならないのが、定植後の防除方法により圃場設計が変わる。小生としては防除機はスピードプレーヤを選定しているが、左右の噴霧脚長を確認したく雪の中性能テストを行い、定植列数の設定を確定した。定植列は2m間隔の6列(10m)とし次に4.5mの通路をとり繰り返すレイアウトで、すでに測量してあった図面に配置を定めた
2018.02管理用(のちに榊の摘み取り用にも対応)にするゴルフカート(ヤマハ)を千葉県まで引取り、3月には排水路の掘削や圃場構造の改善に必須なオフセットブーム仕様のユンボ(コマツPC12UU)を茨城に引取りに行き準備を進めた。肥料もすでに老木のつつじに附した際、想像以上に活力が出た有機肥料(ペレット状)を本榊にテストしたりと同時進行の傍ら、土壌整備として水田跡地を含む天地返し、耕運、弾丸、再耕運と夜間にまで及ぶ作業で定植前の準備を行った。何とか定植に間に合うと安堵したものです
2018.04ヒサカキの苗が届き仮植した後、定植は5日間で定植本数は3600本50人工を要し毎日お祭りのようでした。初めて経験する定植は予定していた方法で以外にも順調に進んだ。一変した風景に喜びと不安と希望が交差した
見とれる程の緑の列に毎日が感銘。でも、これから難題の始まり「猛暑続き」の年となった。散水の手筈が遅れ水不足、緊急で手持ちのミニクローラにタンク乗せ300Lの水で1本々灌水するが300L程度の水はあっという間になくなる。なら、スピードプレーヤでと散布したが霧状で表面が濡れるだけ困った!急遽ヤンマー キャリアダンプ(CW12)に貯水タンク800L搭載し灌水開始。1台では大幅に間に合わないさらにヤンマー キャリアダンプ(CW12)に貯水タンク800Lを追加し、1週間に1度とは言え暑さで夕刻からしかできないので4日をかけ繰り返し作業は続いた。こんなしんどさは初めての経験でした。あまりにも雨が降らないのでバケツで降水量をの観測を行って灌水回数を減らす調整を図った。
灌水は8月まで続いたが、9月、10月と雨の連続時には260mmを観測する豪雨水田跡地は海。2018.10.02「失敗と決断」、箱の森水田跡地を断念し、長峯を圃場にすることを決断!定植後3ヶ月の7月経過し水はけの悪さによる葉が赤くなりだした。雨量が少なく灌水するまでなのに水分が多すぎ???掘ってみると、表土近くは乾燥根の部分は水分過多により根腐れ、あるいは根の成長ができない。これでは無理!と、現実的に判断はするが、何とか、何とかと様子を見ていたが断念を決意!しかし、捨てるわけにはいかない!生存苗は補植用として来春移植する事にとした
2018.10長峯を圃場にすることを決断!即、長峯の広葉樹を伐採伐根に着手。この長峯は2003.03針葉樹の山林を伐採し広葉樹に植替えしたもので15年の歳月がたち大きなものに成長し育てた思いは深いが、何としても「榊」を育てる一心で思い切ったものです。ここなら絶対育つ!
来春の定植に向け長峯の、伐採、伐根、高低差調整の土砂移動を伴う整地。整地においては除去しきれていない細い根、以前の檜の枯れた根などを回収しながら年内まで続いた
2018は至難だらけの一年であり、喜びと、悩みと、行動と、決断と、実行と全精力を投じた





